たなうらブログ  ~令和の時代に、ご唱和ください~

最期もあの笑顔で

ひっさびさの登場です。

院長松坂です。

 

突然ですが、さて、問題です。

このブログのタイトルは何でしょーか?

 

カチカチカチポーン!

 

制限時間いっぱいです。

 

答えは、、、、、、、

 

「院長ブログ〜ときどき みこさん タカオさん〜」

 

 

先日、タカオさんに言われました。

 

「みこさんブログ〜ときどき タカオさん ご無沙汰院長」

になってますねー🤣

 

たしかにー!😆

 

 

おサボりし過ぎちゃいました💦

 

ゴメンナサイ

 

 

さて、気を取り直して。

 

先日、患者さんから素敵なお話を頂いたので、
こちらで皆さんにもお裾分けです。

 

この患者さん、クミさん(仮名)としましょう。

 

6月初旬、クミさんのお義母さんがお亡くなりになりました。

 

とても仲の良かったお2人

お義母さんが入院なさるまで、入院なさってから旅立つまで、

いつの時でもクミさんは良き娘でした。

 

「お義母さんには良くしてもらったから」

 

そう仰るクミさんの姿は、あたたかい愛のエネルギーが溢れていました。

 

病院で息を引き取ってからは、斎場ではなく自宅へ。

葬儀は近親者のみで、ご自宅でとり行うと決めていたそうです。

 

クミさんたっての希望で、お義母さんの死化粧は彼女が施すことに。

看護師さんにフォローをしてもらいながら、

お義母さんにエンゼルメイクを施していきます。

 

口紅をひく段になって、むむむ、困ったぞ。。。

 

お義母さん、下唇を噛む様な表情になっていて、口紅がひけない。

生前の闘病生活で10キロ以上痩せてしまったお義母さん

頬はこけ、歯肉も落ち、入れ歯も合わなくなってしまった。

 

笑顔が素敵だったお義母さん

肉体から旅立つときも、あの素敵な笑顔でいてもらいたい。

 

唇の問題は、下歯茎に綿を入れることで補えました。

口紅をキレイにひき、お義母さんのエンゼルメイクは無事に終了

 

そして、翌日

クミさんの息子さん(小6)がおばあちゃんを見てこう言います。

 

おかあさん、ばあちゃん、入れ歯でてるよ」

 

入れ歯!?

そんなわけないじゃん、だっておばあちゃんは歯が、、、、

 

そう息子に諭しながら、お義母さんのお顔を覗き込むクミさん

 

そして、びっくり仰天!

 

あっ!歯がある!!

 

そんな!まさか!!

とじっくり観ると、歯にみえたそれは、昨日入れた綿

 

昨日は丸めただけの綿だったそれに、

今はキレイな線が縦に入っていて、パッと見は歯にみえる。

 

パッと見どころか、じっくり観ないと綿にはみえない。

 

口を少し開き、歯をみせて笑うお義母さん

 

その姿は生前のあの笑顔

 

 

 

クミさん、どうもありがとう。

 

 

 

ウチにお嫁に来てくれてありがとう。

 

 

 

あなたが娘で良かった。

 

 

 

 

天に還るおかさんから 感謝のメッセージ